



これまでの現状を聞くとびっくり、ぞっとする。そんな取引先とビジネスをやっていたのか…と思った。
現場は過去に遡った調査等で多くの負担を強いられた。正直、各実務者ではふざけるな!と言いたくなった事案。
今後信頼できる関係を再構築するためにも、二度と再発させない取組みをお願いしたい。
直近の品質不正が、御社の中で活かされなかったのは非常に残念。正直、今後、一定期間は企業として疑ってしまう…。
驚き。信頼を構築してきたが裏切られた。残念だ。
全てにおいて神戸製鋼の材料は使用しない。企業体質を疑う。当社として大丈夫だと言えないしリスク背負ってまでやれない。次から次へ出てきて信頼は大幅低下。かばいようがない。
改ざんの事象は重く受け止めざるを得ない。企業間の信頼関係が崩れた。ガバナンス、コンプライアンスへの取り組みがどうなっているのか、罪は大きい。根本的に見直してもらう必要あり。
神戸製鋼がどれだけ社会に不安を与えているか我が身を振り返る事。今は神戸製鋼の言う事を信じる人間は誰もいないと肝に銘じる事。
説明された再発防止策は理解するが違和感もある。内向きの対策が多く、お客様目線に乏しい。
エンドユーザーのことまで考えているのか。エンドユーザーは貴方の家族かも知れないが、分かっているか。
顧客目線で考えて対応してほしい。安全な事業部門、製品に関して、なぜ記者会見をしてくれないのか。過去の事案は公表する必要があったのか。公表されるごとに取引先の混乱が大きくなっている。
悪い物を納めておいて被害を最小限に留めようとする節がある。決して客先目線ではない。
客は誰だかわかるか?神戸にとっては当社だと思っているだろうが、違う。当社の製品を購入してくれる世界中の客。その客に実はウソの材料を使って作った製品を購入してもらったことになる。全ての客に謝る必要がある事象だ。
お客様視点の原因分析が見えない。心の中で自分達主体になっていないか?直接のお客様だけでなくその先のお客様を見た反省点を残さないと風化して再発させてしまう。
安全性検証は神戸主体で実施している印象が拭えない。安全性の検証はユーザーが実施すること。神戸は自社が責任を持つ範疇で安全性を確認しているに過ぎないことを理解されていない印象が有る。
これだけ社会問題になっていて、開示できない、開示できない、というのは社会的に見て不誠実な対応と言わざるを得ない。
状況を神戸が理解していると思えない。これだけ迷惑をかけておきながら、サプライチェーンの情報開示に応じないことに非常に不満。理解不能。
品質問題がどこまで広がるかの懸念あり、何らかの差別化をして潔白な材料・製品を増やしてほしい。対象1年間の自主点検では全く不十分。また、今後のスケジュールの開示を求める。
各部門は個別製品の回答ではなく、全社としての対応、回答をすべき。不適切行為の内容が公表内容では不足。余計に不安を煽る。また、公表内容が薄い為、余計に隠している印象を受ける。
鉄鋼の過去の事案は言う必要があったのか?鉄鋼を発表して非常に混乱している。記者会見でもっとはっきりと過去の案件であり、アルミ・銅のものとは違うと言うべきだったのでは?
アルミ・銅の公表内容にしてもどれくらいの割合なのか、用途は何向けなのか、と言った表現が無いので可能性があるすべての物を調査しなければならないし、客からも調査を受けている。早く火を消してこの仕事を終わりにさせてくれ。
経営陣を含めて徹底的な取組姿勢を示して欲しい、膝詰め対話等の現場に寄り添う日々のコミュニケーションをお願いする。
仕事が基本個人で完結することはない。実際その業務を教える先輩、上司がいるのでは?一番は組織のトップがどのような行動をしているのか?何を反省しているのか?
現場現実に対して、経営側がフォローしてこなかったのではないか。不正行為の主体者は、「収益評価のプレッシャーを受けた」というが、経営が収益評価を重視するのは当然であり、これが原因と評価するのは違うと思う。現場の声を吸い上げる対策が必要。現場へもプレッシャーがかかっており、それを助けられなかったことが問題。
鋳鍛鋼、溶接、厚板、アルミとそれぞれレターをもらったが、会社として一体感がない。ばらばらで動いているのは違和感がある。
こういった話を誰に相談して良いのかが分からない。また、昨日も溶接が訪問してくれて説明頂いたが、各アイテムごとにバラバラと説明されるので全体感がわからない。一番問題となっているアルミは付き合いが浅く、聞く相手が誰かわからない。一括して相談を受けつけてもらえる窓口を早急に設定してもらいたい。
丁寧な対応ではない。部門間で文書の内容も違う。同じ会社であるのに。会社としての対応を疑う。
一枚岩に全くなっていない印象がある。またグループ企業の不祥事だからでは済まないし、次から次へ問題事象が出過ぎ。信頼は低下する。
「保管期限はX年」と言われていたのに、実際には担当者がそれ以前のデータも持っていた。「生データのプリントアウトはできない」と聞いていたのに、実際には担当者がプリントアウトを持っていた。そもそも、神鋼グループでは、上層部から現場に対する統制がとれているのか?
感度が低く残念、部門内のみならず部門を跨いだ一体感を醸成して欲しい。
品質を向上することはロスコストの削減(というネガティブな捉え方)では無く、生産性も上がり収益も良くなる、各工程でしっかりと作り込めばプラスになる、そういう風土を会社に根付かせることができれば従業員も前向きに捉えて取り組める筈だ。しっかりと、一日も早く、成し遂げて欲しい。
経験から、社員一人一人に意識を浸透させる事が重要だが一番難しい。コンプライアンス意識を浸透させる方策として、組織・外部の目・人の異動・通報制度等を行なうも、決め手となる方策はなかなか無い。2年位経って対策の見直し・補強・再検証を行なっていく必要有り。
組織を変えたり、人を替えるのはすぐできる。仕組みを作れば、ある程度の期間は効果がでる。ただ最後は社員1人、1人の意識の問題。個々が変わらないと本当に変わったとは言えない。この点は、どこの会社も対応が難しいと思うが、長と名のつく人が、もう大丈夫と思っても社員に言い続ける。これしかない。
当社でも品質保証部門は敵が多く、それを守ってやるのが経営陣であり上司だ。そういったことも含めて社内を立て直すべし。その為には人材育成が必要だが、説明資料ではその観点が無い。仕組みを作るのも人だ。人材育成をキチッとして欲しい。
会社の体質が何で出来上がっているかの検証が必要。文化度、倫理観、感情、これが一番大事。今回の説明から受ける感想は、仕組みを厳しくするだけで、「神戸製鋼は冷たい会社だな」ということ。世の中に対して正しいことをする、ということが欠落している。組織や仕組みや監査では無く、もっと崇高な、「不正を絶対にしない」という根幹に関わる部分をどうするか、会社の文化や根幹をどう変えていくか、ということだ。組織・仕組み・監査という対策だけではダメ、それでは必ず再発する。
意識の改革がポイント。ここは10年仕事と覚悟が必要。
2017年の当社グループにおける品質問題では、事象そのものは当然ながら、公表後の対応などにおいても、お客様に対して多大なご心配・ご迷惑をお掛けすることとなった。
この事実認識を営業関係の従業員のみでなく、マネジメントを含めた会社全体として風化させないために、お客様から頂いた象徴的な“声”(ご指摘等)を本資料に書き留めることとした。
お客様の信頼を失っては、いかなるビジネスも成功しない、結果として従業員や株主等、他のステークホルダーの不利益に繋がるということを肝に銘じる必要がある。
本資料に目を通すことで、一人ひとりが自然とお客様目線を反映した価値判断で経営、業務遂行していく状態になることを期待する。
当社グループとしては、このような多数の厳しいご指摘を真摯に受け止め、信頼回復に向けて着実に再発防止策を遂行していく必要がある。
なお、厳しいご指摘と同じくらい、多数のエール、支援のメッセージを頂いたことも忘れてはならない。このような問題を起こした当社グループに対して、引き続き「パートナー」と言って頂いたお客様の期待には、何が何でも応えていく。
「神戸製鋼は変わった」と感じて頂くのは、誰よりも、日々接しているお客様である。「神戸製鋼は変わった」「やっぱり神戸製鋼から買いたい」と思ってもらうべく、日々の企業活動を進めていく。
以上
「こんな時だからこそ神戸を助けよう、応援しよう」と社内では話している。
パートナーとして早く信頼回復して欲しい。協力できることがあれば言って欲しい。大変だが頑張って欲しい。
神戸以外に依頼できる会社は無い。耐え抜いて事業存続して欲しい。
今回の影響で、神戸は数量を減らされていると聞いている。不適合品がなかった製品に関しては、その対応は筋違いと考えている。数百㌧でも追加発注したい。過去、当社がピンチの時には、神戸は当社を助ける姿勢を見せてくれた。今回は当社として何かできないかと社内で話していた。少しの量であるが、神戸の役に立てたのであれば嬉しく思う。
神戸は永年に亘る主要なパートナー。これからも変わらないと考えている。我々にできることがあれば言って欲しい、困り事は随時言って欲しい、早期に通常の事業活動に専念できるようになって欲しい。
神戸は力を持った会社だと思っている。
私はね、いろんな事業所に寄せてもらっているけど、皆さん協力的で助かっています。ほとんどが「シロ」と信じています。だから、私は「シロ」を「ピッカピカのシロ」にする作業だと思ってやっています。
しばらく辛い日々も続くことかと思われますが、明けない夜はないことを胸に、御自愛ください。
神戸製鋼という会社は、創業112年ということで、戦前、そして戦後、歴史と伝統があって、高い技術力で、まさに日本経済を牽引してきた立派な会社であったわけです。
今後、きちんとした規格に合ったものを納入するような体制を全社において構築されないとすると、これは神戸製鋼の明日はないということになるわけで、それは神戸製鋼さんが一番よくわかっておられると思うんですね。そういう意味で、今後においては、きちんとした体制が、必ずつくられるはずと思っています。そうすれば、神戸製鋼との関係というのは、引き続き持っていけると思うし、また、それだけ日本の産業の裾野をずっと支えてる企業なので、体制を立て直して、引き続き日本のあらゆる産業の下支えとして貢献していかなくてはいけない会社ではないのかと考えています。(2017年11月 お客様社長会見より)